名古屋市でも使われている墓石の素材を比較!石ごとに特徴あり
美しい光沢があり定番となっている「花崗岩(御影石)」
花崗岩は地下深く長い期間をかけ、マグマが冷え固まった深成岩の一種です。丈夫なため昔から石材として広く使われてきた歴史を持ち、墓石にも長く使われています。花崗岩の費用は大きさによっても差は出ますが、白色で30万円、黒味が強くなるごとに相場は上がり200万円程になる時もあるでしょう。
デザインは非常に綺麗で、それぞれの物質の配合具合により綺麗なまだら模様が作られ、墓石によって微妙な表情の違いが見られるのが特徴となっています。
耐久性に優れ、細工や加工もしやすい「安山岩」
安山岩はマグマが短期間で固まって形作られた一般的な石材です。昭和天皇の墓石にも使われているため知名度が高く、細工や加工をしやすいのが特徴的。他の墓石と比較して風化しやすいという説もありますが、墓石として使用する分には十分な強度があるので安心していいでしょう。
石の細かい粒子が光を反射するのが美しいデザインで、手触りも大変滑らかです。費用はそれぞれの墓石によって異なりますが、100万円前後と考えておきましょう。
黒御影石との呼び名もある「閃緑岩・斑糲岩」
閃緑岩・斑糲岩は地下の深い場所でゆっくりと冷え固まる深成岩の1種で、濃い黒色をしていることから黒御影とも呼ばれます。非常に密度が高いため硬質で、磨けば磨くほど美しく輝くため墓石に向いている石材です。風雨に長時間あたっても変色せず傷が付きづらいのもポイント。
しかし、国内では産地が限られ産出量もあまりないので、非常に高額な費用がかかるのがデメリットです。斑糲岩の中でも金がまぶされたような浮金石は特に希少で価値が高いと言われています。